連絡【重要】会費値上げに関するQ & A(3/1更新)
- 値上げの理由は何ですか?
過去に繰り越された資金を補填しながら様々な活動を実施してまいりましたが、その運用にも限界が近づいております。年間の活動における会計は総会や総会資料でご説明しておりますが、事務所の維持費や物価の高騰もあり、例年同様の活動でも経費が膨らみ活動継続が困難となってきております。更には会員のみなさまや地域、他団体からの問い合わせに対応するため事務活動を担っている事務員の強化が必要となってきており、その人件費も今後、捻出していかなければなりません 。
- どのような支出がありますか?
県学会や各種学術研修会の開催などに関わる費用があります。他にも啓発活動として力を入れている理学療法の日の広告掲載、おかやまマラソンのサポートや介護サービス博覧会中四国のブース出展などの一般の方向けのイベント、診療・介護報酬改定セミナーや管理者ネットワーク研修など参加費をいただかないもの、ホームページ管理費、印刷費、郵送費などになります。
- なぜ、この時期に値上げをするのですか?
平成29年頃より会費の値上げを検討し、予定では会員の理解を得ながら、令和5年時点には結論を出し、実施する予定でしたが、新型コロナウイルス蔓えんにより、各活動が制限されたこと、そして、みなさまの生活を守るためにも会費の値上げは見送ることにいたしました。しかし、会費収入と活動のバランスが限界に達しているため、値上げを検討させていただきました。
- 値上げの具体的な金額はどのくらいですか?
会費は現在、日本理学療法士協会と県士会費と合算で14,000円となっています。これは日本一安い会費となっております。今後、その会費を18,000円に値上げすることを検討しております。
- 他県の理学療法士会の会費はどれぐらいですか?
他県では日本理学療法士協会と県士会費と合算で20,000~19,000円が最も多く、29の都道府県士会が前述の会費になります。高いところになりますと22,000円のところもあります。岡山県士会の会費14,000円は日本一安く、他県士会にはみられない金額となっています。会費の全国平均は18,893円となっており、値上げしても岡山県士会の会費は全国平均を下回ります。
- 値上げすることで自分たちにメリットはありますか?
今まで通り学会、学術研修会の開催や公益活動など県士会として必要なものを継続できることが最大のメリットになります。また、新たに新入会者に対して入会費の免除や県士会員に対しては県士会主催の県学会や研修会の参加費の免除を考えております。特に今まで複数回、県士会主催の研修会等に参加していただいている会員には受益者負担が減り、メリットがあると思います。さらに多くの方が入会し続けていただくことで、広く理学療法士の身分保障にも繋がると考えています。
- 会費の値上げをしないとどうなりますか?
このまま値上げをしないと、上記のような様々な研修会や学会、イベントなど会員にとって必要なサービスの提供が縮小または困難になるか、もしくは無料のものは有料に、参加費が必要なものは値上げなどをせざるを得ません。
- 支出を抑え、値上げを回避するために県士会として努力したことは何かありますか?
県士会の学術誌「理学療法おかやま」の電子化を行いました。また、今後、会報誌の電子化等も検討してまいります。また、人件費に関しても元々、県士会理事には役員手当は支給されておりません。会議費や行動費のみで、会議などに関する個別の準備活動費もいただいておりません。
今後の展望について教えてください。
岡山県理学療法士会としては昨今の社会情勢を鑑みながら、日本理学療法士協会と連携し理学療法士の社会的地位の維持、向上を図るために活動してまいります。今後も多くの理学療法士が毎年、誕生し、その理学療法士が社会で活躍し続けるよう、職域拡大や行政、他団体と連携しながら持続可能な県士会活動を実施してまいります。
会費が上がることで研修会が増えたりすることはありますか?
今年度は産業分野の研修など、時代の変化に応じて少しずつ新たな研修会を開催しております。また既存の企画の中で、より参加者に満足いただけるよう講演内容を見直しています。
岡山県理学療法学会の企画が面白くなる事はありますか?
岡山県理学療法学会の企画に関しましては、詳細は有志の方々を中心に企画していただいております。特に今回は様々な事前企画を開催されています。プレコングレス企画として、経験の浅い理学療法士にも参加や発表に向けた動機づけとなるイベントも開催されています。また今後、学会参加の費用負担が軽減されるような処置も検討しています。
倫理審査委員会に無料で審査申請できるなどの特典などありますか?
日本理学療法士協会は会員が諸条件を満たせば有料で対応していますが、県士会で直接的な審査委員会を設けることは現状困難と考えます。しかしながら昨今、倫理審査やCOIは厳しくなっておりますので、今後の課題とさせていただきます。
何か新しい特典などを募集してみることはありますか?
現在、協会入会で得られる特典以外で県士会独自の特典はございませんが、入会間もない会員の費用負担の部分を見直していく予定です。
会費が上がったのでこんなに充実しました。という進捗状況が分かりますか?
会費値上げ後に充実できた内容や、維持できた内容は各種媒体を通して発信していく予定です。
1番の難点はこの意見募集も会費を現在払っていない人の目には届いていないことが辛い所だと思いますが、何か対策はされますか?
確かに県士会HPの閲覧は限界がございますので、直接メールや管理者ネットワークのLINEオープンチャットを使用して情報展開していきたいと考えております。
新規入会者の会費を無料にするメリットは、入会者からすれば感じられないのですが。それを会費を上げる一つの理由にしないでもらいたい。研修会費を有料にすることも十分にありだと思う。実際無料で認定や登録更新ポイントが取れるからという理由で参加している実情があり、研修参加の本来の目的を失っている。有料にする事で参加者の意欲や質を担保できるので、会費を上げずに模索できることはもっとあると思う。会費がこれ以上あがれば退会者や未入会者は増える一方で、結局首を絞めていくことになると思う。なぜ、日本一安い金額だったものが平均近くまで上げる必要があるのでしょうか。値上げすることのメリットを記載されていますが、複数回研修会参加する方には確かにメリットはあるのでしょうが、参加費の免除をするのではなく、会員には値段を下げて募集をかければ良いと思います。無料のものは有料で、参加費が必要なものは参加費を取れば良いと思います。
貴重なご意見ありがとうございます。学習意欲の高い方々は有料研修でも参加いただけるというのは確かにそのように思います。本来の研修の趣旨からしてもそのように思います。一方で若い方々は有料研修への参加にハードルがあるという意見もございます。さらには最初の入会の際の入会金や会費が抵抗になっている事も事実で、そういった負担の免除により県士会に入会することへのハードルを下げていこうと考えています。
県士会の目的は意欲の高い人だけを対象にしておらず、意欲のまだ高くない方々にも手軽に研修会等に参加していただき、時間をかけて徐々に学習意欲をボトムアップすることで、その後の各種の有料研修に参加していくきっかけにもしていただきたいと考えています。こうして県士会、協会への間口を広げていくことで、既存の会員には、より自己研鑽をしていただき、まだ専門職として意識が未熟な方には時間をかけて一緒に成長していきたいと考えております。新入会の促進は新たなオリエンテーション企画等も同時に企画していく所存です。
他県と比較して、非常に安価で運営してきましたが、他県並みにしていくことで、他県と同様のサービスが維持できると考えております。何卒、ご理解下さいますようよろしくお願いいたします。
卒後研修会等は参加費1000円と安価で受講できるのに、わざわざ無料にする必要性は何ですか?
会員の中には1000円でも高いという意見があります。現在、無料で視聴できる様々な動画コンテンツがあり、それと比較すると有料という理由だけで、参加を見送るケースがあります。また、以前から協会から各都道府県士会に向けて、研修会や講習会の参加費に関して会員負担を減らすよう提言があり、本士会としてはそこが課題の1つでもありました。
値上げすること自体は必要経費であり反対ではありませんが、値上げするならば以下を期待します。
①岡山県北で活動するスタッフも参加しやすい研修会の設定
…現在は、研修会なども県南での開催が主であり、県北で活動する身としてはなかなか恩恵が受けにくい状況です。オンラインでの同時開催や、県北からでも参加しやすい場所での開催などをご検討いただきたいです。
②育休制度の設定
…日本理学療法士協会には育休や休会などの制度があり、会費を減額・免除などできます。岡山県士会にはそのような制度がないため、県士会費は産休中も払い続けることになりました。会費が上がり、県士会として動かれるスタッフの費用も補償もされるのであれば、そのような制度の設定もお願いしたいです。
貴重な意見、ありがとうございます。確かに県南に会員や理事なども集中しているため、研修会等は県南での開催頻度が多いですが、今までも県北での県学会開催や北支部での研修会開催などを実施してきました。また、コロナ禍以降はZoomでの研修会を増やしております。今後も地域によって学習機会の格差が生じないよう努力をしてまいります。
理事の間にも産育休中の会費負担の声も上がっており、今後の検討課題とさせていただきたいと思っております。
若い子達の入会率の低さ、お金を払わなくても何も変わらないと思っている人達への介入をしてほしい。
そこが変わらなければ、何も盛り上がらないと思います。士会に関わっている人達だけお金をたくさん払って、違和感を感じる。
ご意見ありがとうございます。若い方々の入会促進は課題として県士会でも取り組みを進めております。例年、県内養成校では教員から卒業前に協会への入会を勧めていただいています。それに加え、今年度は卒業までに県士会の理事が各養成校に出向き、入会案内の説明会を実施しています。更には新入職後の理学療法士を対象とした合同での新人オリエンテーションを開催し、様々な企画を盛り込んだ内容で入職後の悩みを共有し、入会で得られる会員同士の繋がりづくりを計画しています。
協会や県士会への入会につきましては入職後の職場の上司・先輩からの入会の声掛け協力もお願いしたいと考えています。何卒、ご理解くださいますようよろしくお願いします。
会費が日本一安く、全国平均程度まで値上げすることについては然るべき対応であることは理解します。
一方で、来年同様の活動をするための値上げにしては少々上げすぎのように思います。総会等での損益計算書等の収入・支出を主とした報告だけでなく、行っている活動や職員雇用に対する費用対効果も会員や社会のためになっているとする報告が具体的になければ値上げ幅には賛同しかねます。
会員として分かりやすいのは、研修会を岡山県士会よりも積極的に行っている他県士会と同頻度まで拡大するには今の会費では困難なため、その他県士会と同程度または以上に会費を値上げする必要がある。といったようなことと考えます。いつも県士会員を代表して活動くださりありがとうございます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
貴重なご意見ありがとうございます。本士会の活動として、おかやまマラソンの救護所支援などはランナーや他団体からも好評で、引き続き支援をお願いしたいという声が上がっています。また、岡山ダイハツとの健康安全運転講座や岡山市訪問介護インセンティブ事業委託、難病医療福祉相談会派遣依頼、岡山県キャリア形成訪問指導事業派遣依頼などは引き続き依頼が継続しており好評を博しております。これらの活動が、会員の質の担保や社会貢献につながっていると考えております。
他県士会との比較に関しては、各都道府県とも会員数や会費が異なり、それにより収入額も異なるため事業規模も異なってきます。会員数が多い都道府県では収入が大きく、それに比例して事業規模も大きくなり、様々な取り組みが実施されています。
現在、岡山県士会では約2300名の会員がおり、その会員全体の質の担保を考えた事業規模を継続してくためには、現状の会費では継続困難で、過去に繰り越された資金を補填しながら実施しているのが現状です。事務員雇用による運営・調整機能が向上することで研修会の回数の増加も視野に入れております。また、事務員雇用により、他団体や会員、一般の方からの依頼やご相談があった際に迅速に対応できる事が、他団体とのより深い連携や会員、一般の方との信頼関係を築く事につながっていくと考えています。