生涯学習システム
新生涯学習制度の3つのポイント
1.本会へ入会した理学療法士は、まず「前期研修」を履修します。その次に「後期研修」を履修することで「登録理学療法士」となります。
2.「登録理学療法士」となった本会会員は、5年ごとの更新を目安に自己研鑽を続けます。
3.登録理学療法士を基盤とし、より高い専門性を兼ね備える「認定理学療法士」、「専門理学療法士」制度を構築します。
前期研修とは?
新入会員は、まず「前期研修」を履修します。
前期研修では、「必要に応じて指導を求め、基礎的(ベーシック)理学療法を実践できるレベル」を到達目標とし、最短履修期間2年で、座学(33時間)と実地研修(48時間)を行います。
カリキュラムは初期研修、理学療法の基礎、理学療法の専門性、実地研修の4講座に分かれており、いずれも無料で受講することができます。
実地研修以外はe-ラーニングでの受講も可能となっており、ご自身の都合の良い時間で学ぶことが出来ます。
前期研修(実地研修)
新生涯学習制度では、施設における新人職員に対するOJTを主体とした質の高い研修を普及させる目的で、実地研修が導入します。
実地研修は、所属施設の状況(登録理学療法士の在籍有無)によって受講方法が異なります。
ご自身がどの受講方法になるかは、協会マイページをご参照ください。
後期研修とは?
前期研修修了後、後期研修が受講可能となります。
後期研修では、「多様な領域で標準的(スタンダード)理学療法を臨床実践でき、学生や後輩を指導できるレベル」を到達目標とし、最短履修期間3年で、座学(76.5時間:51コマ)と実地経験(3年)を修了することで登録理学療法士を取得できます。
カリキュラムは、小推論、臨床疫学(演習)。領域別研修(座学)、関連領域、領域別研修(事例)・(育成)、最近の知見の6講座に分かれており、1コマ300円程度で受講が可能です。
また、領域別研修(事例)以外は、e-ラーニングでの受講も可能となっており、ご自身の都合の良い時間で学ぶことが出来ます。
登録理学療法士とは?
新生涯学習制度では、卒後5年間を義務教育的な位置づけとし、前期研修・後期研修の受講を通して、多様な障害像に対応できる能力を有する「ジェネラリスト」の育成を行います。
修了者を「登録理学療法士」とし、さらにそれを5年ごとに更新する生涯学習を明確化します。
修了者を「登録理学療法士」とし、さらにそれを5年ごとに更新する生涯学習を明確化します。
認定・専門理学療法士とは?
•「登録理学療法士」を基盤とし、自らの専門性をさらに高めたい理学療法士への動機づけとなる「認定理学療法士」・「専門理学療法士」の制度が構築されています。
•認定・専門理学療法士制度は、より専門性の高い臨床技能を有する「スペシャリスト」、いわば個性の育成プログラムです。
士会承認の症例検討会について
士会「承認」症例検討会についての申請基準 | |
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申請に関すること | |
申請時期 | 事前申請必須(岡山県は開催3週間前) |
申請先 | 岡山県士会(申請は協会マイページより) |
申請者 | 症例検討会の座長(登録理学療法士以上) |
履修コマ数の取り扱い | 発表者:1コマ 聴講者:1/3コマ(3回受講で1コマ) |
内容に関すること | |
テーマ | 講義テーマ(E1神経系、E2運動器系、E3内部障害系) |
開催時間 | 30分以上(原則) |
1症例当たりの時間 | 30分以上(30分で取り扱えるのは1症例のみ) |
閲覧方法に関すること | |
履修管理 | 1症例ごとに発表者と聴講者を記録し管理する |
参加費 | 無料(徴収しないこと) |
オンライン開催の場合に留意すること | |
参加方法 | 発表者、聴講者の参加状況の管理ができる体制 |
開催方法 | 双方向による質疑応答が可能な体制であること |
士会承認のセミナー(研修)について
士会「承認」症例検討会についての申請基準 | |
---|---|
申請に関すること | |
申請時期 | 事前申請必須(岡山県は開催3週間前) |
申請先 | 岡山県士会(申請は協会マイページより) |
申請者 | 登録理学療法士であること |
参加者 | 基本的には県士会員を対象とする |
内容に関すること | |
カリキュラムコード | 企画内容に即したテーマを選択し設定すること |
講義時間 | 最低30分(0.5p)以上 休憩時間は含まない |
講師 | 1名以上 |
閲覧方法に関すること | |
履修管理 | 参加者の入退室管理が行えること |
参加費 | 規定はないが、営利目的でないこと |
オンライン開催の場合に留意すること | |
参加方法 | 発表者、聴講者の参加状況の管理ができる体制 |
開催方法 | 双方向による質疑応答が可能な体制であること |
問い合わせ・質問については、県士会HPより下記宛に連絡してください。
生涯学習担当理事 しげい病院 清水賢児
症例検討担当理事 倉敷リハビリテーション病院 永幡哲也