活躍のフィールド
理学療法はPhysical Therapist(PT)と呼ばれる理学療法士(国家資格)が実施します。
理学療法の対象は主に病気、けが、高齢などで運動機能が低下した方々ですが、最近では高齢者の運動機能低下やメタボリックシンドローム等の予防対策、スポーツ分野、健康増進などに広がっています。
また身体を治すことで、心も含めた心身にアプローチできるという考えから認知症などへの接近も始まり、身体機能の回復は地域社会への参加を促すという観点から理学療法士の地域社会での活躍が期待されています。
また、運動・動作の専門性も活かし、福祉用具や住宅改修の相談も行います。
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病院
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地域
ケガや病気により不自由になった身体の機能を回復させる治療と、起きる・立つ・歩くといった基本的動作能力の改善を図る訓練を行います。
また在宅でのリハビリテーションは、理学療法士の重要な仕事です。
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介護
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福祉
高齢者の方々には、できるだけ自立した日常生活が過ごせるように予防的対応および機能訓練を行います。
高齢者の地域活動と参加を促進する地域包括ケアなど新しい課題にも取り組んでいます。
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介護
予防 -
健康
増進
地域の介護予防、コミュニティー形成に積極的に関わり、地域単位での介護予防の和を広げ行くことも理学療法士の使命です。
またケガや病気をしてからでなく、その予防や健康増進にも理学療法士の活躍の場はひろがっています。
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教育
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研究
臨床現場での経験(5年以上)を活かし、理学療法士を養成する学校や特別支援学校(養護学校)の教員(臨時免許状が必要)として児童・生徒を教育します。
またその専門性を活かした研究分野へ進む人も増えています。
故障した選手を最短で復帰に導く治療から、疲労回復、故障しにくい体作りまで支援します。
理学療法士の資格に合わせ、アスレティックトレーナー(団体の認定資格)を取得する人も増えています。
理学療法の領域は、心身の機能障害の回復から人間らしい社会生活への復帰までの広い範囲に及びます。
その特質を活かし日々、市町村役場や保健所で活躍しています。
住宅環境や生活環境、自動車での移動、多くの人々との情報交換、緊急時の通信システムのシステムづくりや商品開発など、一般企業での活躍の場も広がっています。
理学療法士ガイド
「理学療法士ガイド」は、高齢化社会や多様化した社会において、理学療法をより多くの方に知って頂くための冊子を作成しました。
この冊子では、病気やケガの回復を促すための理学療法や、スポーツの場面や介護予防など様々な場面での関わりを紹介しています。
- 理学療法士ができること
- 人生のあらゆる場面をサポート
- 医療から介護
- インタビュー「私にとっての理学療法士」
- チーム医療の中での理学療法士
- 理学療法を活用された患者さんの声